本当にあった総回診(大学病院)

多発性硬化症の診断までの出来事

コロナ騒動の前の出来事です。

リアル白い巨塔を経験する

その当時私が入院していた病院は大学病院で
病床数はなんと1000床もありました
診療科も沢山あり、私が入院していた病棟は
リハビリ科と神経内科の複合病棟でした。
ほとんどが車椅子や歩行器具が必要か、
もしくは、寝たきりの人ばかりだったので
病室はとても広い作りになっていました。


入院して、二日後くらいにナースから
木曜日の15時くらいから、
教授の総回診があるので、
その時間帯は必ず病室にいてください
と言われました。


MRIの予約と時間が
かぶっている事を伝えると、
総回診を優先するように言われました

大学病院だとMRIには
たくさんの予約が入っていて
その時間を守らないなんて。
教授は絶対的地位なのですね。

見た目はただの爺さんでしたけど。

総回診が始まる時間帯に
談話室でお茶を入れていたところ


「総回診が始まったぞ。
〇〇号室からだぞ」

という入院患者の声で一斉にみんなは
車いすや杖で急いで
病室に戻っていきました。

総回診について

総回診は教授を筆頭に助教授や担当医師、
看護師、作業療法士、薬剤師、研修医等、

総勢30人ちかい人数で回っていました。
(チームが2つあったと思います。)

ドラマみたいに教授が一番先頭にいて
その後ろにチームの医療スタッフが
連なっているのです。

私の部屋は2床室でしたので、
相方が診察を受けているときは
私の周りに沢山のお尻がありました。
みんな教授の回診の様子を見るのに
真剣でしたね。


●●教授の総回診ですというアナウンスは、
さすがにながれませんでしたが、
まさにドラマと同じ光景でした。
もちろん全員が病室に入れないので廊下に人が
はみ出していました
少しめんどうでしたが、
本当に良い経験をしました。

ちなみに、
総回診の後はカンファレンスをして、
チームで治療方法について話し合うそうです。
また、研修医にとっては
沢山の患者の病状が知れて
勉強になるみたいです。
決して無意味な行動ではないのですね 


週刊誌をみると、
私の通っている病院の教授選で
ドロドロした事態が勃発した出来事が
あったそうです。


リアル白い巨塔

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