(髄液検査)はじめての入院

髄液検査 多発性硬化症の診断までの出来事

入院は10月5日から約1ヶ月しました。

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多発性硬化症の診断が確実になったのは
10月16日で、
その間にMRIを何度もとり、
CTやレントゲン、心電図もしました。
ほぼ毎日のように採血と尿検査もし、
眼科で視神経が大丈夫か検査もしました。

もちろん金槌のようなもので叩かれたり、
バビンスキー反射の確認や
どこが痺れているのか
1つ1つ聞いてくる質問攻めも
毎日のようにありました。

自分の病気が多発性硬化症であるということを確実に立証するため、
さまざまな検査が行われました。

恐怖の髄液検査(医療スタッフ全員20代)

そして一番恐怖の髄液検査。

ネットであらかじめ
情報は仕入れていましたが、
失敗されて後遺症が残る人もいるらしく
とても恐怖でした

そして
なんと、
私の髄液を取ったのは研修医です
初めて髄液をとったみたいです。

→ さすが大学病院。
私は実験台ですよ。

ちなみに処置した場所なのですが

ナースステーションでした。

私は歩いてナースステーションまで行き
ナースステーションの片隅にある
処置室で髄液採取を行いました。

ナースコールが頻繁になりまくっていて
ざわざわした狭い場所で

私の髄液採取は、はじまりました。

指導医にものすごく怒られながら
研修医は指導されていて、
ついでに看護婦さんも怒られていました。

看護師さんは注射器を落としていました。

どうやら手が震えていたみたいです。


指導医も29歳 
看護婦さんも大学出たばかり
そして髄液抜いたのは研修医

おいおい大丈夫かよ


私以外みんな20代ですよ


恐ろしいよ大学病院

そして私も怒鳴られる

指導医に

もっとエビみたいになって

と言われましたが

エビってボイルしたエビのことか?

生のエビなら丸まってないよね

でも。

そんなこと聞ける雰囲気ではありませんでした。

終わった後の感想は


そんなに痛くはなかったです。

注意)個人差がありますので、
喜ばないでください。


点滴漏れやこむら返りのほうが
よっぽど痛いです。

タンスのかどに足の指ぶつけるほうが痛いです。
注意)個人差がありますので、
検査におびえてるあなた
喜ばないでください。

とった直後
すぐに自分の病室に
戻るように言われました。

しかし起き上がった途端、眩暈がし
尻もちをついて
私はナースステーションの床の上で
転がりました。

ちなみに当時の私は
マラソン大会出場に向けて
ランニングや筋トレなどで鍛えており
足の筋力には自信がありました。

無事に終わって安心していたチーム20代達は
血相を変え
私を両脇に抱え病室に戻ることになりました。

髄液を抜いたことでバランス感覚
がなくなったのでしょうか

他の方のコメントを見ると
髄液採取の際は自分の病室で行ったり
車いすで移動したり、
ベッドごと処置室に移動したりするそうです。

私のように歩いて
病室に一人で帰らせるなんてことは
ないそうです。

病室に戻り看護師さんに言われて
驚いたのが

穴をふさぐので
仰向けに寝てください

と言われたことです。

仰向けで寝るだけで穴がふさがるのかと
疑心暗鬼でしたが

ふさがりました。

人間の治癒力はすごいですね。

穴があいたままで
髄液が飛び出してきたらどうしよう
と悩みましたが
すっかり傷跡もなくふさがりました。

落ち着いたころに
ズボンを見ると
茶色の液体が付着していました。

まさか髄液?と

びっくりしたのをおぼえています。

これは髄液ではなく、消毒液だそうで
髄液は透明だそうです。

余計な知識を手に入れてしました。
いろいろな病気がありますが
髄液を採取する病気は
あまりないようですので貴重な経験ですね。

それ以外にも
電気を流す検査もしましたが、
準備に時間がかかりうんざりしました。


そして、実際に電気を流された時は
勝手に体が動いて不思議な気分でした。

このように様々な検査を行い
多発性硬化症の診断が
確定しました。

内科系の病気は
切って開いてみることができないので
聞き取り調査が多くて
それが嫌ですね
幸い髄液とるのは痛くなかったのですが、
痛い検査がないだけ
まだましなのかな

ちなみに私の髄液を抜いた研修医のお兄さんは
神経内科希望だと
目を輝かせていたのですが

数年後知った情報によると
まったく関係のない科の
ドクターになったそうです。

私の髄液搾取の経験

役に立たず。

続く

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